キュレーションメディアの今後の展望

このエントリーをはてなブックマークに追加

スマホの普及率が上昇し、Facebook・TwitterをはじめとしたSNSを使うことが日常になり、私たちはいつでもどこでも簡単に情報を手に入れられるようになりました。
情報が溢れかえる反面、大量の情報の中から必要な情報・価値ある情報を自ら選択しなければいけなくなりました。
でもこんな大量な中からピンポイントで情報を選ぶなんてタイヘン!!
そんな情報収集の手間を省いて、ある独自の視点に基づいて情報を収集しまとめてくれるメディアが2014年頃から登場し始めました。

これらはキュレーションメディアと呼ばれ、瞬く間に日常に浸透していきましたね!
私たちが日々情報を取捨選択していた手間を省き、膨大な情報を分類し、新しい価値を持たせて発信してくれるキュレーションメディアについて触れてみたいと思います。

その先駆けと、増えつづけるキュレーションメディア

キュレーションといえばGunosy(グノシー)を筆頭としたニュース系が最初でした。
これまでのニュースサイトと格段に違ったところは、自分の好きなジャンルを選択するとその情報のみを拾ってきてタイムラインで出してくれるところ。また情報収集の精度も高く、明らかにこれまでと違ったメディアであることを印象付けられましたね。

ニュース系を筆頭に、ファッション、生活、グルメ、趣味、子育て、ありとあらゆるキュレーションメディアが生まれ、今度は自分の好きなキュレーションメディアを取捨選択するという謎現象に陥っている現代の私たち…。
星の数ほどあるキュレーションメディアはこちらにまとめられていますよー。

【最新版】2016/7/8更新:人気キュレーションサイトまとめ!全47サイト
http://matome.naver.jp/odai/2145913665891152201

こぞってみんながキュレーションを立ち上げる目的

こぞってみんながキュレーションを立ち上げた結果、今度はどのキュレーションを選ぶ必要まで出てきました。
こぞってみんながキュレーションを立ち上げた結果、Googleなどの検索結果で上位を取っていたサイトが軒並み落ちています。
こぞってみんながキュレーションを立ち上げた結果、Googleなどの検索結果でキュレーションの上位争奪戦が繰り広げられています。
そうSEOです。キュレーションは記事コンテンツのため検索での上位表示が狙えます。上位表示されればPVが稼げ、AUが増え、広告出稿なども増えますが、大概大手企業はそのキュレーション一本で成り立っている企業はありません。
何か他サービスを持っていたり、そこへつなげるための窓口としてキュレーションを置いているということなのでしょう。

キュレーションコンテンツの質

キュレーションメディアの記事コンテンツはキュレターが書いている訳ですが、どこかのブログから文章をそのまま引用したり、画像を許可なく使用したり、出典と書いていればOKなどと、いい噂がありません。そういったITリテラシーの低いキュレーターに記事を書かせるにしても責任を持って世の中に出せるというジャッジができる第三者が必要ですし、良質なオリジナルコンテンツを発信できるかどうかが肝なのです。低質なコンテンツを量産するだけではいつかユーザーが離れ自滅するのではないかと少し危惧しています。
著作権についてはこちらの記事も参考になります。

著作権とは:侵害や違反を防ぐには? 引用/出典と書くだけではダメ? SNSやメディアの著作権を学ぶ
http://www.lifehacker.jp/2015/06/150604copyright_law.html

キュレーションメディアはこれからどう発展していく?

キュレーションメディアはメディア独自の視点で集められた情報を発信しているため、そこに共感を持ったファンが存在します。
ひとうの例として、そのファンに対して価値ある情報の提供から、価値ある商品の販売=キュレーション型コマースへとビジネスモデルを変える流れが出来ています。つまりこれまでECサイトが担ってきた領域を、キュレーションのそこそこ良質な記事という強みを生かして取って代わろうとしています。
物販だけでなく、旅行・飲食店・美容の予約へ繋げることも出来ますし、ユーザーとモノ・サービスを繋ぐ架け橋としてユーザーに愛される良質なコンテンツだけが残り進化していくことでしょう。

One thought on “キュレーションメディアの今後の展望

  1. […] くことでしょう。 引用元:キュレーションメディアの今後の展望 | Deep*Design http://moco2.pupu.jp/blog/other/curation.html コメント:つまり、いいものだけが残るので、悪い物が淘汰され、若干落ち […]