名刺デザインを提案する際に心がけたい基本の”基”

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●名刺は「あなた(企業)を覚えてもらうツール」です。

今はFacebook等SNSで繋がっていれば、名刺交換なんてしなくてもいい。
そんな時代なのかもしれないですが、手元に残る・その場での話題作り・印象付け
といった面では、やっぱり名刺はあって良いものだと思います。

あの時あんな人に会ったな。何が出来る人だったっけ?イラストのお仕事お願いしても良いか聞いてみよう。
という具合に…。

以下はそんな名刺のデザインをクライアント様に提案する際に、心がけておきたい基本的なことを書いています。
これから初めて名刺のデザインをする。どうすれば良いか分からない。
という人に読んで頂きたい基本の”基”。大きく3つのフェーズに分けて書いています。

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1)クライアントとイメージの擦り合わせ

クライアントに「自由にやってください♪」と言われても、
最低限以下の内容は確認しましょう(笑)
話すうちにこうしたい。これは嫌などの意見が出てくることも。

  • ………ブランドカラーを使うか否か、又は新規で決める、
  • テイスト………シンプル/高級感/可愛い/エレガントetc
  • 載せる情報………基本情報+事業内容/スローガン/似顔絵etc
  • ………標準(91×55mm)/女性名刺(85×49mm)/2つ折/変形
2)ラフ〜本デザイン

上記の内容で方向性をまとめながら、色々な名刺見て、案を出してください。
書店にも様々な書籍がありますので、参考にしてみてください。

3)提案書の見せ方
  • 案数………3〜5程度にまとめる(ベーシックタイプ/捨て案/ぶっとんだ案‥でバリエーション豊富な見せ方に。順番にも気を配る)
  • コンセプト………少なくても構わないので空きスペースに記載(シンプルに名前を覚えてもらう/新たな使用用途の提案etc)
  • ………デザインが決まってからで構わないが、厚みとコート、マットどちらが合うか聞かれた時に答えられる程度の意見は持っておく
    グラフィック様や印刷会社様のサンプルなどを各種取り寄せておくと良いと思います!
  • 加工………角丸、ニス、エンボス、デボス、箔押しetc 仕上がりイメージの画像や実物を手元に用意し、クライアントに伝える
  • 金額………それぞれの案に対して、最終的にかかる金額を見積り参考までに記載。
  • その他………A4用紙に1案を基本とし、どちらが表・裏かを表記する。必ず原寸のサイズで見せる。人に見せる時はトンボは付けない。枠線はスミ100%の0.3pt
まとめ

クライアント様には、いかに負担にならないように、ワクワクして選んでもらえるか?という点と、ここどうなるの?という疑問を持たせないように完成イメージを明確に伝える。ということが大事なのかなと思います。

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以上ざっくりですが、最後に参考書籍です▼


信頼を得たい!インパクトをだしたい!日本の名刺デザイン・コレクション [単行本]

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