制作会社と事業会社それぞれの特長をデザイナー視点でまとめてみた

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昨年4月に制作会社から事業会社へ転職して約8ヶ月が経ちました。
今回自身初となる事業会社へ転職してみて、制作会社と比較して全然違う所もあり、また似ている所もあるなぁと感じています。そんな訳で、それぞれの違いをまとめてみようと思います!

まずはビギナーさん向けに2つの違いについて、少しだけ触れておきます▼

制作会社

クライアントから依頼を受けて制作を行います。クライアントと直でやりとりすることもあれば、クライアントの間に代理店が入ることもあり、制作会社側にも外注パートナーさんがいたりと、とにかく関わる人が多いのが特徴です。

事業会社

自社でサービスを運営している会社。

次にそれぞれの良い点、良くない点をあげてみます!※デザイナーからの視点で、あくまで個人的な感想です!

制作会社の良い点

⇒あらゆるジャンルの仕事に関われる
⇒あらゆるジャンルの知識を仕事をしながら吸収できる
⇒会社によっては、分業化されている会社もあり、得意分野に注力できる
⇒社外での打ち合わせや交流が比較的多い
⇒開発途中で仕様の変更があった場合、別途追加費用を請求できる
⇒新しい手法を取り入れる際のハードルが低い

制作会社の良くない点

⇒関係者が多い為、確認や合意に時間がかかり、コミュニケーションコストが高くなる(特に営業・ディレクターのコストが重む)
⇒大手広告代理店を挟む場合、フェアーな関係性の構築や、コスト・スケジュールの共有が出来ていないと、無茶なスケジュールを要求されることもある
⇒ユーザー視点よりもクライアントの意向が結果的に重要視されがち
⇒ウォーターフォール型開発がほとんどのため、UI設計・導線設計を吟味しすぎる
⇒一度納品したら、軽微な修正・変更を入れる場合でもクライアントからの予算が出ない限り改修を行うことが出来ない

事業会社の良い点

・会社にもよりますが、アジャイル型開発を採用しているため、開発がスピーディ
・リリースしてからどんどん手を加えられる。
・1サービスの成長過程が分かる
・肩書きや部署で隔てなく、自らの領域を超えて動ける
・自社サービス愛が強い
・ユーザーからの反応がダイレクトにもらえる

事業会社の良くない点

・ひとつのサービスに従事または多くとも3つくらいのサービスを掛け持つ為、様々なジャンルには関わり辛い
・サービスのトンマナから大きくはずれることが出来ない為、様々なデザインをしたいデザイナーには向かない
・社内でほとんどの仕事が完結するため、社外との交流は意識して動く必要がある

まとめ

制作会社、事業会社それぞれに特長がありますが、どちらもやりがいを感じるし、どちらにも通づるものもありますね!
デザイナーのタイプ(デザインしかやらないデザイナー・マークアップもやるデザイナー・ディレクター寄りのデザイナー)によっても全然違ってくると思いますし、また会社の規模によっても違うと思います。
あくまで個人の感想なので、ご了承くださいー!

ご意見・ご感想は@moco2までメッセージやツイート頂けると嬉しいです。

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