▲「東芝 リン回収技術（水ソリューション）シリーズ広告」

川に流していると水質汚濁となる「リン」を回収し、肥料に変えることができる水処理技術。このリサイクルを低コストに実現する、新技術として実用化を目指している。川を野菜に見立てるという大胆な構成で、リンが野菜になるというメッセージをまっすぐに伝えている広告です。
大胆なようではあるが、色や流れる川に見えるように加工された野菜に細部のこだわりを感じ、全体の美しさにつなげているのだと思う。

▲「エスエス製薬　”2010年　胃痛オブ・ザ・イヤー？”」
代理店／電通　制作／ダンスノットアクト　WEB制作／カヤック

「ガストールが胃痛に効く」という認知と理解の向上を目指しているプロモーション。
2010年にもっとも大きなプレッシャーと戦った人として、岡田武史・前サッカー日本代表監督を起用。特設WEBサイトでは「胃痛」という悩みをテーマにツイッターから投稿を募ることでリアリティを追求し、高い共感を生んでいる／賞金は120万円。テレビCM、新聞広告、交通広告。WEBバナー、店頭POPを展開したプロモーション。
岡田監督の顔がとてもインパクトがあり、目を引く広告、ツイッターを使ったプロモーションも面白い。
この年、岡田監督は「手帳の高橋」の広告にも起用されていて、コピーは「夢を本気で信じたことはあるか？」。まさに今年の顔。

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